五月病をふきとばせ! 幸せホルモン「セロトニン」を増やす方法

就職や人事異動などで新しい環境や立場になじめずに、GW明けになりやすいと言われている「五月病」。
ストレスをためないこと、解消することが一番の対策ですが、そのためにも有効な、幸せホルモン「セロトニン」を増やす方法をご紹介します。
五月病とは
実は「五月病」という病名は存在しません。4月に進学、就職、人事異動などで環境が大きく変わる時に、環境に適応できなかったり、適応しようと頑張りすぎることに起因する精神的な症状をまとめて「五月病」と呼んでいます。
医学用語では「適応障害」という病名で、倦怠感や虚脱感など軽度のうつ病に相当する症状が出ることが多く、ゴールデンウィーク明けの頃から発症することが多いので「五月病」と呼ばれていますが、5月6月に限らず、環境の変化に応じて年中発生する可能性のある症状です。
五月病は必要以上に頑張ろうとして発生する高いストレスが原因ですから、うつ病や他の精神疾患と違って、リフレッシュやストレスケアをうまく行えば予防・改善することができます。
セロトニンで五月病をふきとばせ!
ストレスを発生させない・解消するには、脳内で分泌される「セロトニン」という物質が大切です。
「セロトニン」は必須アミノ酸トリプトファンから作られ、「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並ぶ「三大神経伝達物質」の一つで、喜びや快楽を司るドーパミンや不安や恐怖・興奮を司るノルアドレナリンの働きをコントロールして、気持ちや感情をコントロールする働きがあります。
精神を安定させ幸せを感じやすくするため、「幸せホルモン」とも呼ばれているのです。
不足するとストレスに弱く、感情を制御できずに精神的に不安定になってしまいますが、セロトニンがしっかり分泌されていれば、大きなストレスにさらされても不安や怒りなどの感情を抑え、精神的に安定した状態を保つことができるのです。
セロトニンを増やす方法
では、幸せホルモン「セロトニン」を増やす方法をお知らせしましょう。
太陽の光を浴びる
朝起きて太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌がストップし、幸せホルモンセロトニンの分泌が始まります。
そのまま日中はセロトニンが分泌されやすく、日が沈んでからは分泌が少なくなり、逆に睡眠を促すメラトニンの分泌が増えてくるのです。
これは「朝早く起きて、日中活動し、夜は早く寝る」といった人間が本来備えている生体のリズムに沿ったもので、そのリズムに合うように早寝早起きを心がけ、目が覚めたら太陽の光を浴びるようにしましょう。
たんぱく質たっぷりの食事
セロトニンは、食べ物からしか摂ることのできない必須アミノ酸の一つ「トリプトファン」からつくられます。必須アミノ酸をすべて含む20種のアミノ酸でできている「たんぱく質」たっぷりの食事を心がけましょう。
たんぱく質には、疲労回復の効果もあるので、魚・肉・乳製品などの良質なたんぱく質食品を積極的に摂るようにしましょう。
肉などカロリーオーバーの心配があるときは、プロテイン・ペプチド・アミノ酸などのたんぱく質からできたサプリメントを取り入れるのも良いでしょう。中でも吸収効率の良いペプチドのサプリメントがおすすめです。
リズム運動をする
ウオーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの一定のリズムを繰り返して行う運動は、脳を刺激して、セロトニンの分泌を促すセロトニン神経を活性化する作用があると言われています。
ジョギングをしていると、爽快でいつまでも走り続けていたくなる「ランナーズハイ」の状態になる時があると聞きますが、これもセロトニンの効果かも知れませんね。
長期間続けることでセロトニン神経が鍛えられていくとも言われていますので、無理なく長期間続けられる運動を心がけましょう。
ストレスフリーの生活を
ストレスは、五月病に限らず、様々な体調不良、疾病の原因になります。
幸せホルモン、セロトニンを生む食事、生活習慣で、ストレスフリーな毎日を目指しましょう!
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