”口は災いのもと”健康長寿を阻む「口腔機能低下症」とは

2018/07/14
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「口は災いのもと」とは、思わず口をついてでた”余計な一言”があなたの信用や人間関係を傷つけてしまうことですが、自身の健康長寿にも言えることがわかってきました。

つまり、口の機能を衰えさせてしまうと認知症や寝たきりのリスクを高めてしまうかもしれないということです。

これまで歯医者さんと言えば虫歯の治療や入れ歯の調整など「歯の不具合を治療するところ」とされてきましたが、高齢化が進んだ現代では「健康長寿の基礎をつくるところ」と位置づけられたと言えます。

さて、そのために私たちはどう考え、どう行動すれば良いのでしょうか。

 

口腔機能低下症

2016年、日本老年歯科医学会から新たな疾病概念が発表されました。それが「口腔機能低下症」です。

それまで「健康」と「口腔機能障害」という障害があるかないかとされていた概念に、その中間段階に医療介入が可能な状態を細かくわけて「オーラルフレイル」と「口腔機能低下症」を提唱しました。

つまり、口の機能は4段階「健康→虚弱→低下症→障害」で落ちていくというものです。

 

そのうち3段階目の「口腔機能低下症」の判定は次の7つの項目うち3つ以上が該当した場合とされ、歯科による治療が必要とされています。

①口腔不潔 (口内に菌が多い状態)

②口腔乾燥 (口内が渇く)

③咬合力低下 (噛む力が落ちる)

④舌口唇運動機能低下 (舌と唇がうまく動かせない)

⑤咀嚼機能低下 (よく噛み砕けない)

⑥嚥下機能低下 (しっかり飲み込めない)

⑦低舌圧 (舌の力が弱まる)

oralfunctiondeterioration_img02oralfunctiondeterioration_img03 日本老年歯科医学会ウェブサイトより引用 http://www.gerodontology.jp/committee/001190.shtml

 

口のはたらき

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口腔、つまり口のはたらきとは、声を発するほかにも噛む、飲み込む、だ液分泌、味わう、呼吸するなど多くの機能があります。

しかし加齢によって歯茎が衰えたり入れ歯や義歯をしっかりしていないと虫歯や歯周病に掛かりやすくなり、やがて滑舌が悪くなる、食べこぼし、むせる、噛めない食品がでてくるなど虚弱状態になっていきます。

この状態を放置すると口腔機能低下症となり、やがては口腔機能障害へ、つまり普通に食事をすることが難しくなってしまうのです。

 

なぜ口が悪くなると健康全体に影響するの?

「食べられなくなること」が大きいです。日本歯科学会では以下のような指摘をしています。

特に高齢者等では,口腔機能の低下は低栄養を引き起こす。その結果,サルコペニアなどにより身体の活動性を 低下させ,生命予後を悪化させる。したがって,栄養状態の維持・改善のために,継続的な管理により口腔機能の 維持・回復を行う。

出典:日本歯科医学会 口腔機能低下症に関する基本的な考え方(平成30年3月)http://www.jads.jp/basic/

本来必要な栄養を「食べられなくなる」、いわゆる低栄養の状態になってしまうとサルコペニアなど筋肉が減っていってしまいます。これがまずいのです。

正常に噛めなくなると、肉や魚などのたんぱく質を避けて、お粥やうどんなどの食べやすい炭水化物に偏る傾向があり、栄養バランスに崩れが生じてしまいます。

 

 

低栄養のリスク

低栄養とは食事から獲れる栄養素、主にたんぱく質が不足する状態です。

たんぱく質は、筋肉はもちろん血管、血液、内臓、爪や髪にいたるまで私たちの身体のほぼ全てを構成する大切な栄養です。

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一方、要介護認定を受けた方の原因ワーストランキングは、1位認知症、2位脳血管疾患、3位高齢による衰弱、4位転倒・骨折です。※1

※1:「厚生労働省 平成 28 年 国民生活基礎調査 p29」より出典 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf

 

つまり、低栄養によって筋肉や血管が衰えた結果、血管に弾力がなくなり破れやすくなったり、筋肉が衰え足が上がらなくなり転倒へつながったり、やがては活動量の低下によって認知機能が衰えてしまったりします。

 

口腔機能の低下は、放っておけば低栄養→身体機能低下→要介護へと繋がってしまいます。早め早めに対策をとっておきましょう。

 

たんぱく質は欠かさずに

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肉や魚に多く含まれるたんぱく質ですが、結構いろいろな食材にも含まれています。消化が良くて食べやすいたんぱく食品としては、かまぼこが挙げられます。

魚を擂り潰して加熱してあるので食べやすく、冷蔵庫から出してそのまま食べられるのが魅力です。

また畑の肉ともよばれる大豆は、豆腐もやわらかく食べやすい食品の代表格です。ほかにもヨーグルトやゆで卵にもたんぱく質は含まれています。

たんぱく質は食べ溜めることができないので、食べにくいからと言って避けずに、朝昼晩と毎食欠かさず食べるようにしましょう。

それでも不足してしまう!という方は、プロテインやたんぱくサプリなどの活用するのもひとつの方法です。しかし全ての量を摂ることはできませんのでやはり基本の3食からしっかり組み立てましょう。

 

普段から歯や口のケアを大切に

口内が渇くドライマウスや歯痛、歯茎からの出血など、食べることに支障がある場合は早めに歯医者さんに視てもらいましょう。

特に痛みや不具合が出ていなくとも、歯ぎしりや入れ歯のがたつき、歯石の蓄積なども年数を経る毎に各所を痛める原因となります。

「私は大丈夫」という方こそ、治療ではなく「メンテナンス」の視点で歯科に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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